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2024年10月23日~24日

「世界津波の日」2024高校生サミットin熊本at熊本城ホール

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ご挨拶

河合 智彩

議長

熊本県立熊本高等学校

河合 智彩

 「世界津波の日」高校生サミットは2015年の国連総会において、「世界津波の日」が制定されたことをきっかけに翌2016年から開催されるようになりました。このたび第6回目のサミットが、2024年10月23日、24日の二日間、熊本城ホールで開催されます。本サミットでは世界各国の多くの高校生が参加し、議論を通じて自然災害の脅威や対策への理解を深め、継続的な関心を持ち続け、将来の防災リーダーを育成することを目的としています。さらにお互いの交流を通じて世界中の高校生同士の絆を深めて行きます。このような名誉ある大会の議長職を務めるという貴重な機会をいただけたことに心より感謝申し上げます。
 2016年4月14日及び16日に熊本県を中心に最大震度7を記録する大地震が発生しました。熊本県でも地域住民の懸命の努力による救命活動や復興が行われてきましたが、同時に世界中の人々から多くの支援をいただきました。その時のせめてもの恩返しとして、私たち熊本県民の経験を今後の自然災害や防災の取り組みに生かすことができれば幸いです。

塩島 杏梨

副議長

熊本市立必由館高等学校

塩島 杏梨

 今回の「世界津波の日」高校生サミットは、国内外約500名の高校生が熊本で一同に会して開催されます。
 私はドイツで約14年間生活していました。およそ1年前に熊本県に移住してきましたが、阿蘇の世界最大級のカルデラなど、熊本の自然の豊かさを実感しています。一方、熊本県はこれまで多くの自然災害を経験してきました。近年では、2016年の熊本地震、2020年の7月豪雨において甚大な被害を受けました。しかし、多くの自然災害に見舞われてきたからこそ、熊本県で今回のサミットが開催されることに大きな意義があると感じています。
 今回のサミットでは、防災・減災・創造的復興についてのアイディアを、世界中から集まったメンバーと考え、共有します。それらのアイディアを世界に発信することで、世界中の人々がこれまで以上に自然災害について高い意識を持つきっかけとなってほしいです。
 自然災害の脅威に立ち向かうためには、人々の協力が必要不可欠です。今回のサミットが、国境を超えた「きずな」を育む場になることを心から願っています。

渡辺 樹李亜

副議長

九州学院高等学校

渡辺 樹李亜

 これまでに、高知県、沖縄県、和歌山県、北海道、新潟県で開催されたこのサミットが、今年2024年は熊本で開催されることとなりました。
 このサミットでは、「何を学ぶのか」は勿論、「学んだことをどう伝え、繋げていくのか」と言う事に力を入れ、国際社会に発信する場となる事を期待しています。
 今回のサミットのテーマは、“熊本の教訓を世界へ、そして未来へ”
 近年熊本では、2016年の「熊本地震」や2020年の「令和2年7月豪雨」を経験しました。
 特に、熊本地震は私達熊本市の高校生にとってはテレビの向こう側であったような遠い出来事などではなく、実際に体験した現実です。実際に災害を経験しているからこその学びや伝えられることがあると思います。
 未来の社会の担い手である私達高校生が交流を深め、実りある議論が出来る様、精一杯努力していきます。
 10月、皆様に会えることを心待ちにしております。

石川 正宣

司会

熊本県立東稜高等学校

石川 正宣

 2年ぶり6回目の「世界津波の日」高校生サミットが、私の地元、熊本で開催されることをとても光栄に思います。今年は年始に能登半島地震が発生し、また津波も観測されました。発災から数ヶ月経った今でも復旧の目処が立たない地域もあり、一日も早い復旧を願っています。
 ここ熊本でも直近10年で熊本地震や豪雨災害を経験しています。実際に私も熊本地震で震度7を二度経験しました。そのときに体験して得た気づきや思いなどを今回の高校生サミットで発信し、サミットに集う皆さんの経験や意見を共有することで、有意義な大会にしたいと思っています。そして、防災意識の輪が世界中に広がることを強く願います。
 私は今回、司会としてサミットの進行を務めます。皆さんの活発な議論の手助けができるよう精一杯頑張ります。10月に皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

伊藤 功佑

司会

熊本県立済々黌高等学校

伊藤 功佑

 今年1月、石川県能登半島で、地震と津波が発生しました。地震発生時、ニュースでは語気を強めて避難を呼びかけるアナウンサーの方が話題になりました。命を守ることを最優先に考えて必死に避難を呼びかける姿に、緊迫した状態であると感じて避難をした方がたもたくさんいたことでしょう。
 熊本でも地震や豪雨など、過去に何度も自然災害が起こりました。自然災害は、人の意思に関係なく発生するものであり、それを止めたり変えたりすることはできません。しかし、変えられるものがあります。それは、災害に向き合う私たちの行動です。「過去から学ぶ」ということは、「自分たちの行動を変える」ということです。先のアナウンサーは、まさに過去から学び行動に移した例だと思います。
 私たち高校生が本サミットにおいて、防災・減災・復興についてお互いに学び合い、それをもとに自分たちにできることを考えて行動に移すことで、地域社会を変えることができます。地域社会を変えることができれば、世界全体に対して情報を発信することになり、世界全体で防災についての意識が高まり、人々が命を守る行動ができるようになると考えます。
 本サミットでは、私自身も司会として自分のできる精一杯の努力をして参ります。参加される皆さんの深い学びと、そこから行動に移すきっかけになるように、お互いに活発に議論していきましょう。

吉沢 ゆい

司会

熊本県立八代高等学校

吉沢 ゆい

 今回の「世界津波の日」高校生サミットではテーマとして「熊本の教訓を世界へ、そして未来へ」が設定されています。熊本地震や令和2年7月豪雨など数多の自然災害に見舞われてきた熊本にとって「復興」という指標は私達を励まし、前向きに生活していくことを可能にさせてくれます。地震の影響で一部が損壊してしまった熊本城は最先端の技術と昔から受け継がれてきている伝統技術を効果的に組み合わせて再建が進められており、その光景は私達を勇気づけています。
 その為、「復興」というキーワードを基に自然災害から回復を遂げつつある熊本の教訓を生かし、世界での復興の在り方を議論していく機会にしたいです。
 このサミットは日本全国、世界中から自然災害への解決の糸口を掴む為のアイデアを持った高校生が考えを発信し、共有できる貴重な機会です。
 世界中で自然災害が多発している今日、世界各国が共通意識を持ち、共に協力して取り組んでいかなければなりません。
 このサミットを通して被害に遭われる方々を一人でも多く救えることを心から願っています。

「世界津波の日」2024 高校生サミットin熊本実行委員会事務局
(熊本県知事公室危機管理防災課・世界津波の日サミット推進班内)
〒862-8570
熊本市中央区水前寺6丁目18番1号
TEL:096-333-2812